こんにちは!ヒロです。
登山中、自然の空気の中の食事ってなぜかインスタントでもかなり美味しいですよね!
個人的にシイタケの網焼きやハムを鉄板で焼いて食べるのがめちゃ美味しいです。
鍋のごった煮で体を温めて暖をとったり、ウットストーブの上でコーヒーを作って飲むのも最高!
山を登り切った後の景色も最高ですよね!重い荷物しょったかいがある…涙。
ただ、山には気を付けないといけないことがあります。
それは、山に棲む動物たちです。
普段は大人しい動物でも、私たち人間と偶然出会った場合、防衛本能で襲ってこられるかもしれません。
そうならない為にも、遭遇してしまった場合の対処や対策を紹介していきますね!
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【危険動物その1】熊と遭遇した時の対処
熊と遭遇した時は、慌てず、熊の目を凝視して少しずつ後ずさりし、距離をおくことで熊が去ることを待つことです。
昔、耳にしたことがあるかもしれませんが、死んだふりは危険です。
背負向けて走り出すことも危険とされており、追いかけてくる可能性が高くなります。
因みに日本の野生の熊は
- 北海道のヒグマ
北海道のヒグマは鮭をくわえた彫り物が有名ですね!
ヒグマの体長は約200㎝~250㎝。
ヒグマの11月中旬~12月中旬頃に冬ごもり。
そして、約12月~4月の間に出産を迎え巣穴から出て活動し始めるころになります。
遭遇事故の多い時期はいつ頃なのか
ヒグマによる人身被害の発生状況を元に見ると、遭遇事故が比較的多いのは
- 4月~6月
- 9月~10月
何故かというと
4月~10月はおそらく冬ごもり(いわゆる冬眠期間)を経て巣穴から出始めるのが4月頃出没。
ヒグマは空腹を満たすために、柔らかい草本類のブナやフキ等を求め始めます。
その時期に彼らの餌場にうっかり入り込んでしまい山菜取りで来た人とブッキングし、人身事故になるケースが多いそうです。
それから、春先は子熊を連れている可能性が高いので、より注意が必要です。
9月~10月は食べるものも変わってきており、ドングリやクルミ等の木の実の他に山ぶどう、魚(鮭)等を食べて暮らしています。
この時期、山へキノコ狩りや山ぶどうなどを取りに来た人と遭遇事故になることが多くなります。
キノコ狩りに来て、逆に狩られてしまう。
なんてことにならないようにしたいですね…。
冗談はさておき…その他にも冬に近づくにつれ、食べるものが減り始めると山から下りて農家を荒らす等の被害も起きている事例もあるので気をつけないといけません。
引用元:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/higuma/H28_spring.pdf
- 本州のツキノワグマ
ツキノワグマは胸に白い三日月の模様が特徴的です。
体長は約150㎝
食べるものは、虫や木の実、山菜など。1年の暮らし方はヒグマとほぼ同じサイクルです。
ツキノワグマは、ヒグマに比べて小柄であるため、木を登って木の実を食べることが出来ます。
ツキノワグマは小柄ですが、どちらも出会いたくはないものですね…。
熊に遭遇しない為の安全対策
山で熊に遭遇しない為の対策としては、音の鳴る物を身に着けておくことです。
熊に遠くから気づかせることで離れていきます。
音の出るものとして、鈴やラジオ等。これなら、身動きもとりやすいのでオススメです。
【危険動物その2】マムシとヤマカガシとは?遭遇した時の対処
山で気をつけておきたいこととして【蛇】です。
全てのヘビが毒を持っているわけではないので噛まれても安心!…ではないですね。
山で最も気をつけるべき【毒蛇】について紹介します。
【毒蛇】マムシ
- 生息地:北海道、本州、四国、九州、沖縄
- 大きさ:40m~60cm
- 特徴:茶褐色に黒い斑点模様・頭部が三角形
- 潜んでいる場所:土の穴があるところや木の下・草むらや川周辺
- 遭遇の多い時期:6月~8月の温かい季節
マムシは山以外にも農村の田んぼや湿った環境にも潜んでいる場合もあります。
民家の近くにそのような環境がある場合も注意が必要です。
【夜散歩、ヤブに注意!】
— 獣医師 小吹貴之☆YouTuber☆(同)Vets Consulting代表 (@ConsultingVets) August 28, 2020
ヤブをつつくと、田舎のほうでは平気でマムシがいますσ(^_^;)
噛まれるとヒトでも命の危険がある恐いヘビなので、気をつけて散歩しましょう。
写真は鼻先を噛まれてしまって顔がパンパンに腫れてしまった子です。#動物病院 #獣医師 #マムシ #マムシ咬傷 #夜間救急動物病院 pic.twitter.com/Jl4ksY17DR
人に害を及ぼす毒蛇に噛まれると先ず、相当腫れてしまうので、山や川付近等、足元には気おつけましょう。
【毒蛇】ヤマカガシ
- 生息地:本州・四国・九州
- 大きさ:120㎝~150㎝
- 特徴:黒い輪っか模様
- 潜んでいる場所:水田地帯
ヤマカガシは、山や平地以外にも水辺で多く目撃されることが多く、捕食対象も水辺のカエルやドジョウなどを食べています。
マムシと比べると体長の違いですぐに分かります。
因みに、マムシは胴体が太く短いです。
他に、頭の形はマムシの三角形ではなく細い形になっています。
マムシやヤマカガシに遭遇した時の対処
とぐろをを巻いて道を塞いでいたとして、邪魔だから何かで追い払うのではなく、相手が逃げるのを待つことです。
基本、おとなしいので、空中をバタバタ飛んで向こうからとってかかるようなことはしてきません。
大げさすぎか(;^_^A
こちらの存在に気付くと大抵退散してくれます。
兎に角近づかない。変に刺激しないことですね!
もしも噛まれてしまった場合。
毒性は死に至らしめるほどの猛毒とまではいかず、毒の回りも遅いと言われていますが、至急医者に診てもらうことは賢明です。
【危険動物その3】スズメバチと遭遇した時の対処
スズメバチは毒性が強く9~10月多く見られ、死亡事故などニュースがあったりします。
スズメバチというよりも、蜂自体に近づかないようにしたいですね…。
でも、偶然にも遭遇してしまった時ってありませんか。
そんな時の対処や対策について実体験を元に紹介していきます(;^_^A
蜂と遭遇した時に時やってはいけないこと
それは「戦おうとしない!!」です!
当たり前だと思うんですが、筆者は子供の頃に蜂をなめてかかり、木から伸びたツルで追い払ったりしたことがあります。
漫画でまぶたが腫れあがった絵。あれはホントですね…。
更にはハチの巣事態に、ツルで鞭のようにバチバチ当てて蜂は逃げるどころか襲いかかってきてかなりいた目にあいました…。
その後、小学生のころに図書館で蜂に関する勉強をしたところ、やってはいけない行為トップテン入りしていました。
あの時、スズメバチじゃなくてホントに良かった…。
筆者の話しはともかく…蜂に遭遇した時の対処として、戦わないことの他にもう一つ紹介していきます。
蜂に遭遇した時の対処
そ~っと立ち去る!忍び足⁉
蜂からなるべく早く離れるために走ったりしないことも重要です。
偶然、近づいてしまって蜂を警戒させてしまい、突然走ったりなんかしようものなら追いかけてきます。
蜂は黒いものには敏感⁉
私の体験ですが頭上を狙ってきます。
後に知ったんですが、蜂は黒いものに反応しやすいので、刺激しないように頭を隠しながらゆっくり距離をはなしてその場から回避するのも良いと思います。
☝こういうのやばいです。
登山の時は、黒い服装は避ける。
黒い髪の毛を隠すためにも帽子を被るのもありですね!
【危険動物その4】ヤマビルとは?遭遇した時の対処
山中には、ヤマビルが生息している場合があります。
ヤマビルの特徴としては
- 本州・四国・九州に生息
- 赤褐色
- 体長2~6㎝
- 3本の黒い縦じま模様
- シャクトリムシのような動き
- 吸血
ただし神奈川県の調査報告によると、四国は分布域とされているが、確実な情報がないという。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%93%E3%83%AB
ヤマビルの活動が活発になるのは、6月辺りから8月。
気温が10度以上あれば活動可能。
雨や上がった後の湿気がある状態はヤマビル警戒注意!
ヤマビルが主に反応するポイントは3つ
- 足音
- 体温
- 二酸化炭素(呼吸)などに反応
草木に隠れて獲物に噛みつく為に、木の上から降ってきたり、草むらなどからも吸着してこようとしますので気をつけないといけません。
↓こんなのが靴下の中にもぞもぞ入ってこられるのを想像すると鳥肌がたつわ(゚Д゚;)
ニホンヤマビルとサキシマヤマビルの写真です。
— ヒル専門店 蠢くもの達 (@petleechs) March 16, 2019
ヤマビルは日本に3種類生息していて、ニホンヤマビルは本土で見られる一般的な種ですが、サキシマヤマビルは石垣島や西表島等にのみ生息しており比較的珍しいです。
他には北硫黄島に生息するイオウジマヤマビルという非常に稀少な種も生息しています。 pic.twitter.com/oZkPehQzLu
ヤマビルに吸着された時の対処法
くっつかれた経験があっても、あの見た目なのであせりますよね(;゚Д゚)
ムリにはがそうとすると傷が広がる可能性があるので、そんな時こそ、焦らず対処しちゃいましょう!
ヤマビルを駆除するするためには
- 塩
- タバコの火
- アルコール
タバコの火は引火の危険があるので、塩が一番安全ですね。
アルコールも効果的で近づけると、ポロッと落ちてくれます。
気持ち悪いけども、無理に指ではじいたり、はがそうとしないことです。
ヤマビルや虫よけダブル対策
服装も肌を露出させない長袖やロングの靴下や、木の上からの対策として帽子をするのもありです。
他にも、靴や帽子などに塩を馴染ませておくのも良いですし、プラス虫よけスプレーをつけておけば他の蚊除け対策にもオススメです。ダブルでやられたら最悪ですからね(;^ω^)
まとめ
私たち人間が近づいたり、刺激を与えるようなことをしなければ基本は大人しい動物です。
動物たちを刺激しない距離を置くことが重要なところですね!
ただし、ヤマビルを除きですが…。
小さい生き物ですけど、血を好む動物。ある意味一番怖いですね。
ヤマビルは木の上からや草むら等、上下から身を守るた帽子や靴に塩をまぶして寄り付かせないこと。靴下も厚手の長いものでガードです!
対策は木下や草むらを歩くのは避けるか、なるべく立ち止まらないことですね。
熊に遭遇しないように音の鳴るものを身に着けておく。
蜂対策として、黒い服装は避ける。刺激をしないようにゆっくり立ち去る!
これから登山をされる方は、参考になればと思います。
お気をつけていってらっしゃいませ~(^_^)/~
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