遠近両用の知っておくべき見え方と正しい使い方3点紹介!

ファッション豆知識

遠近両用のメガネは、その名の通り一本で遠くから近くまで見えるものです。

ただし、使い方をきちんとマスターしないと使いこなすのが難しいところもあります。

じゃあどうすればよいのか?

その為には遠近両用の構造や使い方をしっかり知っておくことで上手になることおかまいなしです!では、そのノウハウ的なことをご紹介していきます・ω・´)ゞ

正しく見るために遠近両用の構造知る   

なんで一本のメガネで遠くや近くの見え方をカバーできるのか?

疑問に思う方、思わない人も是非読んでほしい内容です。この構造を知ることで

より見やすいポイントや使い方が見えてきます。

遠近両用レンズは上部から下にかけて遠中近と移り変わっていきます。

図にするとこんな感じです。

横の部分は見え方に歪みが起こりやすくなってしっかり見えないエリアになっていますメガネを逆さにしたら遠くが見づらくなっちゃいますね(;^_^A

遠中近の各エリアによって歪みの部分は違いがあり、遠用部が一番歪みが少ない視界になっています。

色んな種類の遠近両用があること          

ひとくくりに遠近といっても実は色々と見え方を変化させた設計のタイプがあります。

  • 外面累進視線の動きをすくなく見ることが出来るが、視界の歪みを感じやすい
  • 内面累進視線の動きは大きくなるが視界の歪みは減らしている
  • 両面累進→レンズの外面と内面を複合した設計で、視線の動きや視界の歪みを良くしたもの

この3つのタイプでしたがもうひとつ

  • インディビジュアル

横からみたレンズの傾斜角度を測定。

眼とレンズの距離の距離を測定。

メガネを掛けた時のフレームの反り角。

それぞれ、傾斜角や眼との距離、反り角の違いによる見え方を最適な見え方にしていくタイプになっています。

その他、レンズ自体もその人の生活スタイルに合わせた設計もあり、至れり尽くせりのオーダーメイドになっています(^^♪

このように、レンズのグレードによって遠近特有の慣れにくい感じを軽減することが出来るんです。




遠近両用の正しい使い方                 

一本のメガネで遠くから近くまで補えて万能かと思います。

でも、使ってみたら見づらい。『外したほうがよく見える』など、

遠近両用なのに、近くは外している人がいます。

もしかしたら、本人もなんで外したら見やすいのかわかっていないかもしれません。

メガネを外してしまう原因

  1. 度数が合っていない
  2. メガネの掛け位置がズレている
  3. 視線の使い方が間違っている

この三つが関係していると思います。

ただし、度数を合わせてもメガネの掛け位置がズレていたり、本人の使い方自体が間違えていると見づらくなってしまいます。

レンズの度数が合っていない

メガネ屋さんで遠くや近くの度を合わせたけども、使ってみたら見づらいことがあります。

それはなんで?視力矯正をしてくれた人(検者)に問題がある?

それも可能性としてはあるかもしれません…が

それよりも、その時のコンディションが良くなかったのかもしれません。
仕事帰りで疲れたままメガネ屋さんで作ったら、朝起きて掛けたら度が強すぎていたとか。その逆もしかりです。

私の経験上ですが、活動力が出てくる昼ぐらいに合わせて度数を合わせると丁度良かったです。

メガネの掛け位置が良くない

遠近両用は、レンズ一枚に遠中近のポイントで度数が分かれています。

レンズの上部は遠。中は中距離。近はレンズの下部分。上から下にかけて度が変わってくるレンズです。専門的にはこれを累進レンズといいます。

その説明をふまえていくと、遠近両用メガネの掛け位置がずれてしまうとどうなるか?

読み書きする時に、メガネが下がった状態の場合。
手元を見やすくする部分はレンズの下部にあります。そう考えると、視線が手元の見やすい位置にきていないので見づらくなってしまいます。その場合、メガネを少し上げて手元の視線に合わせることで、見やすくなります。

応用すると、遠くの方はメガネが上がりすぎも良くないのが分かってくるはずです。

視線の向きを意識する

遠近両用を作ってもらったのに、道を歩いてると遠くが見づらい時ってないですか?

ここで質問!

普段、道を歩いている時って何処を見ていることが多いと思いますか?

上でしょうか?それとも左右?

『そんなこと言われても色々みてるからねぇ・・』

その通り…なんですが、割と多いのが斜め下。私が思うに、地面よりに視線が向くことが多いと思うんです。

遠近両用メガネはレンズの上の部分から下にかけて近用の見え方に度数が変わっていきます。視線が下に向いた状態だと、レンズの真ん中から上のあたりに視線が向いていないので遠くが見づらくなってしまうんです。なので、遠近両用を掛けている時は視線の向きがとっても重要です。

位置によって見え方が変わるので、試しに遠近のメガネを掛けたまま上下に動かしてみてください。見やすくなったり、見ずらくなったりするはずです。

まとめ                                         

遠近両用メガネは、遠専用だけのメガネや近用と比べて左右の見え方や視線の使い方に慣れる必要があります。

  • 遠くから近くにかけての視線は上下
  • 左右に視線を向ける場合は横目に見るのでなく顔ごと向ける

右や左を見るときは視線は横目になると思いますが、遠近の場合左右の見え方に歪みがでます。視線は前にそのまま、そして顔の向きを左右に動かす。

イメージでいうと。暗闇の中、懐中電灯で照らすと光は真っすぐ前ですよね。右を見たい時は、その光は曲げられないので、懐中電灯の角度をふって見る感じです。

初めて遠近両用をかけ始める方は、使い方に慣れるまで乗り物の運転は控えたほうが良いと思います。使いこなせていないままだと運転中事故につながったら大変ですからね。(;^_^A

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